GLP-1と脱毛

GLP-1受容体作動薬(マンジャロ、リベルサスなど)を使っている人には、時々脱毛の副作用が起こります。

どのぐらい起こるのか調べてみると、例えば糖尿病の人について、GLP-1を使っている人と、ほかのお薬を使っている人を比べると、およそ1.4から1.7倍ほどGLP-1を使っている人の方に、脱毛が多いという報告があります。

((ほかのお薬(SGLT2阻害薬やDPP-4阻害薬)))

しかし実際の発生率で見ると、1000人が1年間GLP-1を使って、そのうち6から7人に脱毛の副作用が出るといったレベルで、絶対的な頻度自体はそれほど高くありません。

肥満者を対象とした臨床試験では、プラセボを使った人に、約1から3%脱毛が起こったのに対して、GLP-1を使った人には、約5から7%程度の脱毛の報告がありました。

次に重症度ですが、大半は軽症から中等症で、非瘢痕性の脱毛です。

多くの場合、体重が安定すれば3から6ヶ月ほどで自然に改善する、いわゆる、可逆的な脱毛と考えられています。

ただし、ごく稀ですが、瘢痕性の脱毛のリスクの報告もあり、症例数は非常に少ないものの、「必ず元に戻る」と言い切れるわけではない点には注意が必要です。

脱毛が起こる頻度について、男女に分けて統計を取ると、女性の方がリスクが高い傾向があります。

2026年7月24日 | カテゴリー : | 投稿者 : wpmaster