多くの人は、人前で話す前に緊張した経験を持っていると思います。しかし、その緊張があまりにも強く、生活や仕事に支障をきたす病気があります。それが社交不安症です。
そのため、社交不安症をもっている多くの人は、できるだけ人前に立つ場面を避けようとします。
例えば、
・スピーチ
・プレゼンテーション
・就職面接
・人前での演奏
・口頭試問
などです。
しかし、どうしても避けられない場面もあります。
そのようなとき、一部の人は、アルコールの力を借りて乗り切ろうとします。
アルコールを飲むと、脳では「ギャバ」という、不安を和らげる働きをする、神経伝達物質の作用が強まり、一時的に緊張が軽くなります。
その結果、「飲んだらうまく話せた」「楽になった」という成功体験をします。
すると脳は、
「不安になったら飲めばいい」
と学習してしまいます。
そのため、不安を感じるたびに飲酒したくなり、飲まないと以前よりも強い不安を感じるようになることがあります。
さらに、この状態が続くと、脳はアルコールがあることを前提に働くようになります。
これを「神経適応」といいます。
