「ビタミンDは認知症を防ぐのか」
ビタミンDは古くから「骨の栄養素」として知られてきましたが、近年の研究により、脳の健康維持、特に認知症予防における重要な役割が浮き彫りになってきました。
ビタミンDは「神経ステロイド」
ビタミンDは「ビタミン」と呼ばれますが、その実体は体内の200〜2,000もの遺伝子を調節する強力な「核内ステロイドホルモン」です。
食事や日光から得られたビタミンDは、肝臓と腎臓で2段階の活性化を経て「活性型ビタミンD」となります。
この活性型を受け取る「受容体」(VDR)は、記憶を司る海馬や、高度な判断を行う大脳皮質など、認知機能に不可欠な脳領域に広く分布しています。
つまり、脳はビタミンDの指令を直接受け取って機能しているのです。
