混合性のうつ病
3つ以上の躁症状を伴ったうつ病です。例えば、うつ病であるにもかかわらず、多弁(よくしゃべる)、自信(自尊心が肥大する)、睡眠欲求減少(寝なくても大丈夫)を伴っているような場合です。
このようなケースでは、双極性障害との鑑別が重要です。
また、抗うつ薬は効果が少なく、気分安定薬や気分安定効果を持った抗精神病薬が有効とされています。
診断は前方視的に行います。最低2周期の症状日誌の記載が必要です。
SSRIは有効ですが、SNRIや三環系は効果が認められていません。
SSRIの有効率は7割程度と報告されています。
SSRIが有効な場合、少量の間欠投与でも十分有効です。
基本的信頼と基本的不信
生後1歳半までの時期は、エリクソンによれば人生で最も重要な時期です。
子どもの世界に対する見方を形成する時期とされています。
この時期の子どもは、一人では生きられません。全く無力です。
それ故、親が子どもにどう対応するかによって、身体的発育だけでなく、子どもの精神的発達は決定的な影響を受けます。
この時期に、親と良好な関係を持つことが出来た子どもは、その後の社会的発達・感情的発達に不可欠である「信頼」の基礎を築くことが出来ると、エリクソンは言います。
親との間に「信頼」が形成されれば、子どもは世界は安全であり、安心できる所であると感じることが出来ます。
親を信頼できた子どもは、その後出現してくる他者とも信頼関係を築ける可能性が高くなります。
研究によれば、子どもがコミュニケーションをとろうとしたときに、その都度その都度対応することが、信頼関係を築く上で最も重要であるようです。
この時期の子どもは、啼泣や体を使って自分の欲求を伝えます。
愛情が満たされていない時、子どもは泣きます。その愛情を満たすのは親です。お尻がぬれているときにはおむつを替え、寒いときには抱きしめ、空腹の時には食事を与えます。
これらの一つ一つに応答することが、子どもが世界と周りの人々を信頼することを助けます。
もしも、これらのニーズが満たされないなら、子どもは信頼を築くことが出来ず、不信を抱くようになります。
いつでも構ってくれる親ではなく、一貫性がなく頼れない親に育てられれば、社会と周りの人々に対する不信が形成されていきます。
不信は子供を混乱させ、不安にします。その後の社会生活で、他者と健全な関係を築くことを困難にします。
以下にエリクソンの言葉を引用しておきます。
(主体性 アイデンティティ[青年と危機]より)
誕生日
11月3日生まれ
1928年 – 手塚治虫、漫画家( 1989年没)
リボンの騎士、火の鳥、鉄腕アトム
1948年 – 河村たかし、政治家、名古屋市長、元衆議院議員
1948年 – 柄本明、俳優
11月4日生まれ
1947年 – 西田敏行、歌手、俳優
もしもピアノが弾けたなら
11月7日生まれ
1944年 – 松平定知、アナウンサー
11月8日生まれ
1933年 – 若尾文子、女優
1959年 – 森田美由紀、アナウンサー