最近診察した方々に、参考になるような記事を記載したいと思います。(記載日 2020年8月26日)
8月25日は、故田宮二郎さんがお生まれになった日です。躁鬱病の壮烈さを語ってくれた方でした。当院にも最近、なぜか双極の方の受診が増えています。
双極性障害の治療ガイドライン(日本うつ病学会 2020 年 6 月 16 日)より
抑うつエピソードの治療
推奨される治療
クエチアピン(徐放錠)( 300 mg/日)
リチウム( 0.8 mEq/L を超える血中濃度に到達後、最低8週間は経過観察)
オランザピン(5~20 mg/日)
ルラシドン(20~60mg/日)
ラモトリギン( 200mg/日、ハミルトンうつ病評価尺度 25 点以上の症例)
推奨されうる治療法
リチウムとラモトリギンの併用
リチウムまたはバルプロ酸とルラシドンの併用
修正電気けいれん療法
国際神経精神薬理学会(CINP) ガイドライン(April 2020)
治療抵抗性双極性障害–急性の双極性うつ
(ファーストステップのみ記載)
リチウム+ラモトリギン
電気けいれん療法
光線療法
モダフィニル(モディオダール)
プラミペキソール(ビ・シフロール)
TMS(経頭蓋磁気刺激)
比較的安定していたPMSの方が、感冒罹患後に精神状態不安定となりました。
不安定になった時期がジエノゲスト使用時期と重なっているため、文献調査を行いました。
ジエノゲストは第四世代のプロゲスチン(黄体ホルモン薬)で、プロゲステロンレセプターに選択性が高いと言われます。(子宮内膜症治療薬として、恐らく現在最も使用頻度が高い薬と思われます)
症例報告をみると、ピルも、SSRIも無効であったPMSに対してジエノゲストが著効したと言うものがある一方、PMSが悪化したというものも複数報告されています。
PMSに対するプロゲステロン・プロゲスチンの有効性は、現時点では結論が出ていないようです。
かつて、黄体期におけるプロゲステロンの急激な減少がPMSの原因であるという仮説が唱えられていましたが、現時点では否定的です。
プロゲステロン代謝物であるアロプレグナノロンの過不足が、PMSの症状を引き起こすという仮説もあります。
これは、むしろ、PMDDの女性ではギャバ作動性の低下があることから、アロプレグナノロンに対するギャバA受容体の感受性の変化(低下)がPMDDの原因であろうと推測されています。
アロプレグナノロンにさらされた後に起こるギャバA受容体の構成サブユニットの変化がこれをもたらします。
誕生日
8月20日生まれ
1884年 – ルドルフ・カール・ブルトマン、聖書学者(1976年没)
1886年 – パウル・ティリッヒ、神学者( 1965年没)
1955年 – アグネス・チャン、歌手
8月21日生まれ
1953年 – 関根勤、タレント
8月22日生まれ
1862年 – クロード・ドビュッシー、作曲家(1918年没)
8月24日生まれ
1879年 – 瀧廉太郎、作曲家(1903年没)
8月25日生まれ
1918年 – レナード・バーンスタイン、作曲家、指揮者( 1990年没)
1935年 – 田宮二郎、俳優( 1978年没)
白い巨塔「財前五郎」
8月26日生まれ
1910年 – マザー・テレサ、修道女( 1997年没)