よく見られる認知の誤り

認知療法では、認知の歪みを修正することが気分障害の治療につながると考えます。 よく見られる認知の誤りには、以下のようなものがあります。

選択的な抽出
選択的な抽出 とは、情報の一部分だけを根拠にして結論を導き出すことです。

(例)必修科目の単位が取れなかったので、自分の将来はすべて閉ざされた

恣意的 (しいてき) な推論
恣意的な推論とは、正当で無い結論を自分勝手に導き出すことです。

(例) 恋人の表情が暗い。この人は自分から去って行くに違いない。

全か無かの思考
全か無かの思考とは、白か黒かの極端な見方しかできないことです。グレーがあることが分かりません

(例)私はこの戦いに勝たねばならない。勝てなければ敗北者だ。

拡大視と縮小視
拡大視・縮小視 とは、悪い点を過大評価し、よい点を過小評価することです。

(例) たまにうまく行くことがあったけれども、自分の人生の殆どは失敗だった。

自己関連付け
自己関連付けとは、ネガティブなことを自分と関連付け、それを自分の責任であると思うことです。

(例) 母親の機嫌が悪い。きっと自分に怒っているのだろう。

破局的思考
破局的思考とは、一つのミスを取り返しの付かない決定的な破滅と考えることです。

(例) 仲間の前で醜態をさらしてしまった。二度と彼らの前に出れない。

極端な一般化
極端な一般化とは、単一のネガティブな出来事を、すべてに当てはめて一般化することです。

(例) 失敗をしでかしてしまった。自分にはこの仕事を行う能力が無い。

情緒的理由付け
情緒的理由付けとは、感情を事実認定の根拠にすることです。

(例) とても恐ろしく怖いのだから、あのクモは実際に危険なんだ。

飛躍した結論
飛躍した結論とは、占い師のように振る舞って結論を導き出すことです。

(例) 自分が勉強しなかった分野が試験に出る、自分にはそれが分かる。

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