久しぶりにマツキヨに行ってみました
マスクは当然のことの様に売り切れていました
消毒用アルコール類も、全くありませんでした
こんな状況で、マスク着用での受診をお願いすることを、非常に心苦しく思っております。
双方がサージカルマスク着用の上で会話する場合、それは濃厚接触と見なさないとの見解があります。クリニックが診療停止に陥らないため、マスク着用での受診を改めてお願いいたします。
サージカルマスクの入手が困難な場合、手作りマスクでも全くかまいません。
ハンカチ・靴下などを使った簡易布マスクの作り方が、 最近ツイッターなどを賑わしております。私も試しに作ってみましたが、靴下利用のものは2,3分、ハンカチ利用のものは1分程で作成可能でした。
さて、世界でのマスク使用の流れですが、マスク着用の習慣が無い欧米各国でも公共の場ではマスクを着用するという方向に流れが変わっています。
世界で最も権威ある医学雑誌の一つ、New England Journal of Medicine 4月15日号には、単純な会話でさえいかに多くの水滴が飛ぶか、マスクがその水滴をいかに減少させるかが、動画で示されました。
また、 アメリカ・ホワイトハウスは 4月2日、アメリカ人に対し、公共の場ではマスクを着用するように促す方向に動きました。
たとえ明確なエビデンスが無くても、悔やむよりは安全である方が良いと言う理由で、スカーフを顔に巻くことですら、やらないよりはやる方がよいと考えられるようになっています。
マスクは、感染から身を守ると言うよりは、感染している人が感染を広げるのを防止することに、大きな意味があります。
もし、感染している人がマスクを着用していないなら、周りの人は(マスクを着用していたとしても、顔とマスクの隙間から)感染粒子を吸い込む可能性があります。
米国CDCは最近、公共の場での布マスク着用を推奨しました。特に他人との距離を保ちにくい、スーパーやドラッグストアでは着用することを推奨しています。コロナウイルスに感染している人の相当部分が無症状であること、また、症状を呈さない発症前の段階でも、人にウイルスを感染させる可能性があるという、新しい証拠に基づくものです。
Recommendation Regarding the Use of Cloth Face Coverings
(CDC) 布マスクの着用は、コロナウイルスの感染拡大スピードを遅らせる
上記CDCのサイトでは、Tシャツやバンダナから即席に布マスクを作る方法が図解されています。(文末に引用)
使い捨てマスクの再利用
マスクの再利用についての、全国マスク工業会の見解です。
使い捨てマスクの再利用はお勧めできません、というのがマスク工業会の公式見解です。しかし、どうしても再利用したい場合は次のようにしてくださいと、助け船も出してくれています。
①中性洗剤で、もみ洗いではなく、押し洗いしてください。
※漂白剤、柔軟剤の使用はお勧めしません。
②十分なすすぎをしてください。
③熱に弱い材料が使われているマスクもあるので、型くずれを軽減するためにも乾燥機は使わずに、十分に乾燥させてください。
※ 抗菌材・活性炭などを含んでいる素材を使っている タイプもあるので、抗菌スプレー・アルコール消毒液などは使用しないでください
簡単にまとめると、中性洗剤で押し洗いし、十分すすぐ。熱を加えずに乾燥させる。アルコール消毒はしない、となります。
厚生労働省による布マスクの洗い方