認知療法では、認知の歪みを修正することが気分障害の治療につながると考えます。 よく見られる認知の誤りには、以下のようなものがあります。 選択的な抽出選択的な抽出 とは、... (続きを読む)
適応障害
人が適応能力を超えたストレスに見舞われた時、様々なストレスに対する反応が生じます。 その人のパーソナリティ特性や生理的な素因によってストレスに対する反応の仕方は違います... (続きを読む)
許す心と許せない心
大学に通われている、ハイインテリジェンスな方です。 パートナーから精神的、肉体的な虐待を受けた、そのトラウマ処理の中で、許せない心をどう扱うのかが話題になりました。 ゲ... (続きを読む)
スキーマ セラピー
ヤングのスキーマセラピーについて概観します。 スキーマとは、その人の心の奥底にある、核となる中心的な思考 ・考え方です。自分自身や自分の周りの世界を見る時の、もっとも根... (続きを読む)
気分循環性障害
青年期~成人早期に発症し、持続的な経過をたどる精神障害です。ある時は躁的、ある時はうつ的で、気分屋さんと呼ばれることがあります。躁的な気分の時であっても軽躁病エピソードの基準... (続きを読む)
曝露療法とは
曝露による学習は、不安や恐怖を段階的に弱めていくプロセスと言うよりは、不安(を引き起こすもの)に対する反応が安全なものであるという事を積極的に学んでいく過程です。 イメ... (続きを読む)
ICD-11にみる複雑性PTSD
DSM-5では取り上げられなかった複雑性PTSDですが、2018年のICD-11ではPTSDとは明確に区別された状態として記述されています。以下に両者を簡略化して示します。... (続きを読む)
英国国民医薬品集にみる不安障害の治療
英国国民医薬品集 (British National Formulary: BNF )とは、英国保健サービス(NHS)が管理する医薬品の添付文書集です。 本邦で発売され... (続きを読む)
防衛機制の幼児性
防衛機制の幼児性を考えてみます。まず防衛機制を大雑把に説明すれば、自分自身の心を守るために発動されるしくみと言えます。英語のデフェンス・メカニズムの方が直感的に理解しやすいの... (続きを読む)
PMSとPMDDの治療
推奨レベルの順にPMSとPMDDの治療を列挙します。 A SSRIの使用A 経口避妊薬(ピル)の使用(㊟1下記参照) B カルシウムサプリメントの摂取(1日10... (続きを読む)